Sharpay's Fabulous Adventure (2011)
シャーペイのファビュラス・アドベンチャー
ハイスクールミュージカルのシャーペイが主人公のTV映画作品。
高校を卒業した彼女は、自分の道を定めるべく父親に1年間の猶予期間をもらっていたが、自分の行くべき道を見つけだせずにいた。
そんなある日、出演したチャリティーショーに来ていたブロードウェイの関係者にスカウトされるが、NYで1人ではやっていけないと父親に反対されてしまう。それでも、NY行きを決意した彼女は父親を説得し、一ヶ月で成功できなかったら地元で働くようにという条件の元NYに旅立つことに。
しかし、彼女を待っていたのは予想通りの展開ではなかった…。
まるで、キューティーブロンドをティーンエイジャーのリッチ演劇ガールmeetsブロードウェイバージョンにしたような話。
キューティーブロンドなノリが好きな人は気に入るかもしれない。
彼女は『ブロンド』で『オールinピンク』で『小型犬を連れ』てて、『勝ち組思考』の『天上天下唯我独尊ワタシが一番カワイくて正しい!』ってタイプで、周りの環境で自分が変わるのではなく、あくまでも自分の個性を失わずに突き進んで行くサクセスストーリーは、『キューティーブロンド』。
その姿は、見てて清々しいほど。
キューティーブロンドと違う点は、彼女がリッチガールっていう所と、キューティーブロンドのデルタヌウとは違い、そしてそれに頼ってないところ。そこまでは(完全にではないわけで。笑)
だからか、ハイスクールミュージカルの時よりずっと嫌味度は軽減どころか消滅してて、応援したくなる。(ハイスクールミュージカルそれほど覚えてないからシャーペイがどんなキャラだったかうろ覚えなんだけど、そこまでいい子じゃなかったよね?)
この手のタイプが嫌いな人は、見ててあり得ないしぃ〜って冷めること間違い無しなんだろうけど、その手の人はこの映画手に取らないと思うし(笑)
話の流れは最初のオーディションで見えちゃうんだけど、それでも私は面白かった。
最近、学園モノ映画のマニアックなまでの解説本『ハイスクールUSA』(←のリンクは私の本のブログに繋がってます。)を読んだばかりで、なるほどなるほど。
学園モノでもこういうサクセスものでも、ダサい子、非人気者の子が白鳥にとかいうパターンが多い中、他に頭脳派のサクセスものでもなく、
学校からどこまでも勝ち組な子パターンっていうのは、ちょっと新しいバージョンの選択なのね。
とはいえ、まんまキューティーブロンドなわけで、この路線は今後全部フォロワーというかコピーになっちゃうのかもだけど。シャーペイの設定の『全部ピンク』がいけないのよね。
でも、進化してる部分もあるわけで、
常にピンク着てるわけでもなく、
部屋改造した時、ピンクを基本に柱は白にしたり、カーキ色にピンクの模様の壁紙が間にあったり、モスパープルの柄フロッキングブランケットだったり、部屋がしっかりお洒落にまとまってた。個人的に凄い好み。
私も部屋を紫と赤と黒のアナスイみたいなかんじに蜘蛛の巣柄にコウモリ飛ばした部屋にしちゃうぞー!ってなってしまったわ(笑/その辺り『オールinブラック』な私。)
あまりにもデキすぎた、ちょっとカンタンでチープな作品かもしれないけど、何かちょっと最近暗くなってる人にはオススメ。
しかし、『シャーペイ』って聞くとど〜しても顔面衝突して皮がたるんだような種類の犬思い出すんだよね。ど〜しても(笑)
そして、作中の脚本家じゃなく監督がアグリーベティのファッションニュース担当の黒ぶちメガネのあの人で、ど〜〜してもアグリーベティのイメージしかなくて困った(わかってるのにどうしても、ニュースの取材?ってなっちゃって。笑)
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