2011/07/31

Alice in Wonderland

Alice in Wonderland (2010)



子どもの時に体験した不思議の国(ワンダーランド)での記憶をすっかり失くしていた19歳のアリス。ある日、好きでもない相手からの突然のプロポーズに困惑していた彼女は、チョッキを着た白うさぎを目に止める。その不思議なうさぎを追いかけて穴に落ちてしまうアリス。辿り着いたのは、アンダーランドと呼ばれているあのワンダーランド。白うさぎをはじめこの世界の奇妙な住民たちはみな彼女の帰りを待っていた。アンダーランドは今や独裁者・赤の女王に支配された暗黒の世界で、アリスこそが年代記が予言する救世主だったのだ。そして、そんなアリスを誰よりも待ちわびていたのが、赤の女王への復讐を誓う謎多き男マッドハッターだったのだが…。
(By.AllCinema)






面白かったよ!!
ストーリーよりも何よりも見る価値があるっていう点はその映像の美しさだと思った。
元々、たしか3Dカメラで撮影してなかったのもあって、3D映像のすごい奥行感っていうのはそれほどではないんだけど、元々ティムの映像の美しさっていうので十分。
アリスのイメージが元々できてるっていうのもあってか、表現しやすかったっんだと思うけど、映像美のレベルが今回ティムの作品ではダントツなかんじ。
ただすごい映像美のアリスってかんじで、そこまでティムの世界観と映像って感じではないんだけど。
なので3Dじゃなくても120%楽しめると思うよ。
前回話題にしてたキャプテンEOは3Dで見てこそなんだけど。
なのでアリス気になる人は2Dで見て、気に入ったら3Dでも観てみるっていう、どんだけ~!な楽しみ方してもいいかも。その逆でもいいんだけど。

で、内容は不思議の国のアリスと鏡の国のアリス、その後の続編っていう位置づけになっていて、アリスが再び不思議の国へ戻って赤の女王によって荒れ果てているワンダーランドを救うっていう話なんだけど、
Return to OZだわ!(オズの魔法使いシリーズの1つでドロシーが再びオズの国へ戻って荒れ果てたオズの国を救うお話)
不思議の国のアリスそして鏡の国のアリスに出てくる主要キャラクターが出てきて、穴に落ちてから冒頭3分の1くらいはオリジナルの不思議の国のアリスに乗っ取ったかんじの進め方で(出てくる順序とか色々)他にも色んな所にオリジナルの要素が見え隠れする作りになっててアリス好きには楽しい映画であって、次はどう来るんだろう、とか違う意味で見てたっていう…。
ストーリー自体は子供向けにも作られてるっていうのもあって、本来のアリスの原作のようなホンマにこれ子供に向けた作品かいなっていうとんでもヘンテコなものではなく、ディズニーの作品なんだなぁって思うかんじがあり、とっても展開が読める作品ではあったかな。
映像とかキャラクターとかそういうところはティムバートンなんだけど、『ディズニー』の配下の映画ではあるんだなぁって思うものだったかもしれない。
ちょっとPirates of Caribbeanはなんか違ってたけど。

しかし、ヘレナの赤の女王がチョーかわいくてかわいくて!!
お気に入りデス。
Mad Hatterはもと『気違い』ってかんじだったらもっと好きだったかもしれないけど、元々Mad Hatter好きなのでいいの別に(笑)
地味に白ウサギ、声がマイケル・シーン(ルシアンofアンダーワールド)なんだよねぇ!とかキャタピラーもアラン・リックマン(スネイプ先生ofハリーポッタ)とか思ってたりしてたんだけど、
いい所取りのいいキャラしてるチェシャ猫の声が美声で気に入ってたんだけど(笑)

そんなこんなでお金があったらCo-worker Mが大絶賛のアイマックスシアターでと、2Dでと、もう2回くらい観に行きたいんだけどなぁ。

The Adventures of Baron Munchausen

The Adventures of Baron Munchausen (1989)



『ほら男爵の冒険』として知られる、ミュンヒハウゼン男爵の奇想天外な活躍を描いたファンタジー。
中世のドイツ、少女にせがまれた男爵が、襲い来るトルコ軍を撃退するために、昔の仲間を探しに旅立つ……。
(By.AllCinema)















『バロン』
っていう、結構古いファンタジー映画。
とはいえ、カラーだけど。

この作品の監督はテリー・ギリアムなんだけど、最後のクレジット見るまで知らなかった。
でも、知った瞬間、なるほど~~とは思ったり。
テリー・ギリアムは『モンティー・パイソン』の監督で、最近で有名なのは『ブラザーズ・グリム』かな。

普通にファンタジー映画だし、
かなり古い映画だけに、特撮技術っていうのはそこまで進歩してないし、
ちょっと、いや、かなり意図的にも作りが功名にちゃちくて、
それが最高に雰囲気に合ってるんだよね。

そして、コメディーで、おもろい。
色んな意味で。
主人公のバロンっていうオッサンというかジジイの冒険の話なんだけど、このオッサンの部下に音速くらいで走れるくらいに足が早い男がいるんだけど、早すぎるから普段は足かせをつけてるっていうんだけど、重りがチョーコメディー(笑)
マンガな表現のどデカイ鉄球で、それ絶対に発泡スチロールかなんかでできてるやろ!っていうくらい見てて重量感が無いっていうちゃちさが(笑)
他にも色々。
とはいえ、当時76億円もかかってたらしいけど。だから、鉄球はわざとなんだよね。(笑)

キャラは素晴らしいし、
最近なかなかお目にかからないファンタジー映画の世界がここに、ってかんじ。
映画の空間とかも凄く好きだし。
私が小学校の頃に読んだ海賊のファンタジー小説のノリはこんなんだった。
っていうくらいに、なんか懐かしいし(たしかに古い作品だけど)、好みだった、

かなり、オススメ。
今でも十分楽しいし。
あとは、そうだな、私最初のほうしか読んでないから今全然話わからないくらいに、わからないけど、マンガのワンピースとか好きなら好きかも。
なんか、どこかが似てるような気がする。

Thor

Thor (2011)


神の世界“アスガルド”で最強の戦士ソー。しかし、強すぎるあまり、その傲慢さゆえに無用な争いを引き起こし、ついには神々の王である父オーディンの怒りを買ってしまう。そして、王位継承権を剥奪されたうえ、最強の武器“ムジョルニア”も奪われ、地球に追放されてしまう。しかし、そこで出会った天文学者のジェーンによって少しずつ分別と他者への思いやりを身につけていくソー。一方アスガルドでは、ソーの弟ロキによって恐るべき陰謀が企てられ、父オーディンの身に危機が迫る。さらにロキは、力を失ったソーにも最強の刺客を送り込もうとしていた。
(By. AllCinema)








『Thor (マイティ・ソー)』を観に行って来ました。


Thor。

北欧神話に出て来る雷の神様です。

そんな北欧神話をベースにしたマーヴェルコミックの映画化。

エンドクレジットの後におまけ映像あるっていうパターンなので、最後まで席を立っちゃいけません。


感想は、
『迷惑すぎる壮大な兄弟喧嘩』
(笑)

そこまで期待してなかったんだけど、北欧神話だし、グラフィックノベルもの好きだし、って観に行って、
予想外におもしろかったです。

とはいえ、予想を裏切らない展開が待っているとかそういうわけでも、チョースペクタクルというわけでもないんだけど(えー)

何が予想外かっていうと、Thorの俺様スギるキャラが反則にカワイイっていう点(笑)
ヘムズワース見ようが予告編見ようが、全然可愛いと思わなかったはずなんだけど、本編見たら5倍カワイイキャラなんよね(笑)ビックリしたわ。
なんだこの全力で憎めないキャラ(笑)

とかなんとかThorカワイイじゃねぇかと思いながらも、なぜかLokiに感情移入してしまって、思わず涙してしまってたアタシ。
しかし、Lokiはチョー美形を期待してたんだけど、そういうわけではなかった(笑/美しいって単語をたびたび神話で見かけるLokiなんだけど、さ。)

とまぁ、予想外キャラでおもしろかったんだけど、
北欧神話をベースにしてるんじゃなくガッチリテーマにしてるくらいの話だったので、北欧神話知ってる人には、ああそうだよねぇってなってしまう部分もあったりして、神話を知らない人よりもさらに話の予想がついてしまう点は、しょうがないっちゃしょうがないけど、面白みに欠けてうかもしれない。
そこはそこで、知ってる人の楽しみかもしれないけど。実際の神話をどうアレンジして用いてるかの比較として。


Thorおもしろかったです。
パイレーツは別に2Dでいいよってなったけど、こっちは3Dとしても、楽しめたし。
し、か、も、例によって続編につづきます(笑)


トールハンマーのミョルニル、ムジョルニアって字幕出てたけどムヨルニアってJをY発音してるように聞こえてたんだけど、どうなんだろう。真剣に聞いてなかったけど。(ヨーロッパはJをY発音する言語が多い。)


ちなみに、3Dならば、予告編してたトランスフォーマーの3Dはこれは3Dで見る価値がある、って思わされるもので、こっちはストーリーは見てないしわからないけどスペクタクルっていう点では秀でてる気がします。Thorと金かかり方違うとかそういう点を考えちゃいけないんだけど(笑)

Red Riding Hood

Red Riding Hood (2011)


若く美しい女性ヴァレリーが暮らす村の周辺には恐ろしい狼がおり、満月の夜には決して出歩いてはならなかった。村人は狼と協定を結び、動物の生け贄を捧げることで村の平和を維持してきた。そんなある日、ヴァレリーに裕福な家の息子ヘンリーとの縁談話が持ち上がる。幼なじみで野性的な魅力にあふれたピーターと将来を誓い合う彼女は、ヘンリーとの結婚を決めた両親に反発し、ピーターとの駆け落ちを決意する。ところがその矢先に、ヴァレリーの姉が何者かに殺されてしまう。狼の仕業と復讐に立ち上がる村人たち。ところが村にやって来た高名な人狼ハンターのソロモン神父は、狼が人の姿で村人の中に紛れていると言い放つ。互いに疑心暗鬼となり、村はパニックに陥ってしまう。
(By. AllCinema)






『Twilight(トワイライト 初恋)』の監督が手がけたポストトワイライト、なトワイライターの客層を狙った作品。

見た感想は、それ以上でもそれ以下でもなくて、なかなか良かった。
なめてかかってたわけではないんだけど、『ゴシック赤ずきん』とか色々言っていたので、アタシの大好きな『狼の血族』に勝ることはあり得ないと思っていたから、そこまで期待はしてなかったのね。

でも、蓋を開けてみれば、
赤ずきん仕立てにした狼人間と少女の恋愛モノには、変わりはなかったんだけど、
それだけで完結するわけではなく、
トワイライトよりもホラーというよりもサスペンス(ミステリー?)色を表に出して来ていて、蠱惑的なヴァンパイアではなく恐怖感と不安感を比べれば大きく見いだせる狼人間が題材だけに、当然の流れなのかもしれないけど。
そして、女性監督だからか、ファッション的な部分があって、薔薇の刺のような針が突き出しているスパイク状の木々の森に、コントラストを強くした場面の必要に応じて長さが自在に変化する赤いマントなんかは、ファッション雑誌の写真のよう。

ゴシックかと問われると、首を傾げはするんだけど。
ファッション写真のような世界観で、時代設定もはっきりしないおとぎ話の世界を作っているから、もっともやのかかったような暗~い幻想的なものを作ったらよかったんじゃないかな、と、ゴシックというならば。

たぶんやりすぎるとR指定になるから、できないんだとは思うけど、狼に殺されたにしたら無傷すぎる死体と、
舞台を見ている気分になるセットばりばり(それが狙いや、そういうの好きな人なら、構わないんだけど)な部分と、
せっかく雪も積もる森設定なのに、あまり寒さが感じられなかったのがちょっと残念かな。
白い息があるだけで、全く臨場感が違ったと思ったんだけど。

だけど、どこぞの盛り不覚にあるヴィレッジの家々や、教会のイラストや、トラッド感、
途中から出て来る拷問道具(装置)に、後半に出て来る辱めの仮面(拷問器具図鑑とかに一緒によく載ってる奇怪な顔をしたかぶり物のマスクで罪人なんかがさらし者にされる時に被せられていた)
なんかは、中世ヨーロッパ好きのツボを刺激するんじゃないでしょーか。
その辺りがとても、好きでした。

それから、サントラも思いのほかよくて、
アタシのジャンル外のミュージシャン、曲ばかりだから詳しいことは知らないんだけど、映画の雰囲気に非常にマッチしてました。
トラッド、ワールドミュージックあたりいける口の人は一回試聴してみたら気に入るかもしれません。

2011/07/30

Letters to Juliet

Letters to Juliet (2010)


ニューヨークで雑誌の調査員として働くソフィは、婚約者のヴィクターとイタリアのヴェローナに婚前旅行でやって来る。ところが、レストランの開店を予定しているヴィクターはソフィそっちのけで食材探しに夢中。仕方なく、一人で“ジュリエットの家”を訪れたソフィ。偶然にも、壁の中にあった一通の“ジュリエット・レター”を見つける。それは、50年前にイタリアを訪れ、そこで出会った青年ロレンツォと恋に落ちた英国人女性クレアが書いたものだった。その手紙にソフィが返事を書いたところ、それを受け取ったクレアが孫のチャーリーを伴ってはるばるイタリアまでやって来た。ソフィはクレアの話を聞くと、ロレンツォを捜し出そうと提案、こうして3人で50年前の初恋の相手を捜す旅が始まるのだが…。

(By. AllCinema)





『Letters to Juliet(ジュリエットからの手紙)』

映画の内容的にどっちでも構わないんだけど、オリジナルがTo Julietなのに日本タイトルがFrom Julietになってるのは、一体どうしてだってなったんだけど、気にしちゃダメなのよね、きっと(笑)

イタリアのヴェローナという地域に世界遺産になっている、ロミオとジュリエットのジュリエットのモデルになったと言われる女性が住んでいた場所があって、毎日多くの観光客が訪れていて、その中には恋の悩みを抱えて訪れる人もいて、ジュリエット宛に恋愛相談の手紙を書くんだとか。
すると、『ジュリエットの秘書』という人たちが存在していて、その手紙を回収して返事を書いてくれるとかなんとか。
そんな場所と秘書たちを題材にしたストーリーの映画。

ニューヨークで雑誌の調査員として働くソフィは、婚約者のヴィクターとイタリアのヴェローナに婚前旅行でやって来る。ところが、レストランの開店を予定しているヴィクターはソフィそっちのけで食材探しに夢中。仕方なく、一人で“ジュリエットの家”を訪れたソフィ。偶然にも、壁の中にあった一通の“ジュリエット・レター”を見つける。それは、50年前にイタリアを訪れ、そこで出会った青年ロレンツォと恋に落ちた英国人女性クレアが書いたものだった。その手紙にソフィが返事を書いたところ、それを受け取ったクレアが孫のチャーリーを伴ってはるばるイタリアまでやって来た。ソフィはクレアの話を聞くと、ロレンツォを捜し出そうと提案、こうして3人で50年前の初恋の相手を捜す旅が始まるのだが…。

といった内容の話。

ドストレートな何のどんでん返しも複雑さも持ち合わせていないスッキリしたラヴストーリーです。
これが別の、たとえばそのままNYが舞台のままでの映画になっていたら、話の展開が読め過ぎてつまらん映画だったな、とかありがちなとかいう感想を持つと思うんだけど、
ジュリエットの秘書という実在の面白い題材と、何よりも美しいイタリアの風景がそんな感想を打ち消す作品でした。
とにかく、風景が美しくて、どこかノスタルジックな匂いがして、とにかくオープンマインドで明るい映画なので、観ている間はしばし自分もバケーションに行った気分にさせてくれます。
そしてスパッとスッキリととてもハッピーエンドなので、後味もスッキリ。

これからじめじめした梅雨なので、カラッとした涼しい、美しい風景が楽しめる映画は今の季節オススメ。

しかし、どう考えても女性向けバリバリの映画だと思うんだけど、行ったのが平日だからなのか、お客が女性よりも男性が多かったのが不思議でたまらなかったんだけど(笑)
なので、男性が1人で観に行っても大丈夫だと思います(笑)

Harry Potter and the Deathly Hollows part ll

Harry Potter and the Deathly Hollows part ll (2011)



ヴォルデモートを滅ぼすべく“分霊箱”を破壊するための旅に出たハリー、ロン、ハーマイオニー。数々の困難に直面し、またヴォルデモートが放つ死喰い人の追撃に苦しめられながらも一つひとつ分霊箱を破壊し、残る分霊箱の発見に奔走していた。しかしそこには、さらなる危機と驚愕の真実がハリーを待ち受けていた。
(by. AllCinema)














去る水曜日、早々に観に行って来ました、ハリーポッター最終回。

実は原作読めてない組で(笑)、結末知らないで行ったんだよね
そんなものに時間裂けないっていうのもあったのかもしれないけど、バッタバタ死んで行くんだけど、その死を惜しんだり悲しんだりしてる暇が無い。
誰が死ぬのか、だとかそういうことは知ってたし、ことごとくどれも好きなキャラクターばっかなわけで、もうちょっと惜しませてくれってなってしまった。
ドビーはあんなに引っ張ったくせに。

でも、2部に分けてもコレだったんだから1作にまとめられなくて良かったんだなって納得したわ。
最初、またなんか2部にするとか出たよ、って思ってたんだけど。
Lord of the Ringsみたいにスペシャル版上映とか後に無いかなぁ、って思ってしまったり(未収録シーン追加した、トイレ休憩挟む3時間くらいの上映があった。)

最後なので、今までの謎も一気に明らかになるんだけど、泣いたわ…。
そして、マルフォイは最後までマルフォイなので、笑ってもうたわ(笑)

結末を知らないで、色々想像してたアタシだっただけに、こんな結末想像してなかった(笑)
ストレートに考えてそれ(本当の結末)が普通なんだろうけど、あまりにも想像しすぎたのかな、違う結末を期待してしまってた(笑)
どんな結末を想像してたかって?それは……あんまりハッピーエンドじゃないエンディング、とだけ言っておくわ。見てない人たくさんいると思うから。
どんなエンディング想像してたか気になる人はメッセージにて(笑)

この映画を楽しむには、最低でもこの世界をわかってる人でいることが条件だけど(ホグワーツってどこでデスイーターって何とか言う人は見てもわからないと思うから。そういう意味でも、それから、あんまりにもシリアスで暗い回なのでデートムービーにはオススメしない。)
1作目からおさらいしなくても、前作のPart lを見てる方が絶対にいいと思うわ。

今回が最後だったHarry Potter。
最初の賢者の石の頃を思い出してみたら、あの世界観がここまで発展してハリーたちもここまで成長したのは凄いと思わされたわ。
最初、あの魔法の世界が不思議な話の世界を覗いてる気分にさせられていたけど、段々ハリーポッターの専門用語が増えてわかるようになってくると、その世界が1つの地球上にある確立した国みたいになってくるんだよね。
そして、実際に地球上で有名なハリーポッターがホグワーツに入学してからずっと見続けてるだけに、ちょっとした知り合いみたいな気分も少しあって、こうしてこの世界が終ってしまったのは、少し寂しいです、今でも。
映画を見た後、本当に終ってしまったんだって感じさせられるから、余計に。
そして、最近の子供は本を読まないとか言われてる中でこんなにもロングランなヒット映画は未だかつて存在していなかったのを思えば、どれだけ凄いのか実感するだけじゃなく、それを生み出したJKローリングのひらめきと才能がどれほどのものだったのかと感じるわ。
支持するファンがいなければ3部作って決まっててもライラの冒険のようにいつまでも続編が出て来ないなんてことは普通に起こりえるんだから。
それに現代において世界中で誰もが知ってる本の登場人物が出て来たっていうのは本当に珍しくて凄いことだよね。

最後、欲を言えば、さっきも書いたように死を惜しませてくれと思ったことと、
戦闘シーンが多いんだけど、もう少し激しさが欲しかったかな。武装した軍たちじゃなく、杖と魔法の世界で教師と生徒達とかだから仕方ないんだろうけど。

そのくらいで、他は満足だったよ。

そして、映画の中で楽しみにしてたのはヘレナ演じるベラトリックスなんだけど、今回もキュートだったよ。
ヘレナのベラトリックス大好きなんだよ。
衣装はゴージャスで、狂気じみたサイコパスなところがたまんない(笑)
そんなヘレナを見るのも今回が最後だったんだけどね。


後で、ハリーの特番見てたんだけど、その時アランリックマンがコメントしてたコメントにちょっと笑ってしまった。笑うべきコメントじゃなく、ありがとうって思うべきなんだけど。
「日本のファンのみなさん、今までたくさんのファンレターやプレゼントをどうもありがとう。是非これは言っておくべきだと思うが、日本人は最も美しい字を書くんだ。他の国の人たちは見習うべきだね」
って。
字が奇麗だそうです(笑)外国人の友達や知り合いのメモや手紙の文字見てて常々活字で打って来て欲しいって思うくらい凄い字書くので、ものすごいわかる(笑)
そうやって言ってくれるアランも素敵だよね。

そんなハリーポッター。
終ってしまいました。
凄い寂しい。

Percy Jackson and the Olympians: the Lightning Thief

Percy Jackson and the Olympians: the Lightning Thief (2010)



未だ父親の存在を知らずに母親サリーと暮らしてきた17歳のパーシー・ジャクソンは、学校に溶け込めない落ちこぼれ。そんな彼も何故か水の中にいる時だけは心を落ち着かせることが出来た。
だがある日、パーシーは、“ゼウスの稲妻”を返せ!と叫ぶ恐ろしいクリーチャーに襲われ、母がさらわれる信じがたい事態に遭遇する。
また、学校のブルナー先生や親友グローバーらがそれぞれ“デミゴッド”というギリシャ神話の神々と人間のハーフであること、そして自分自身も海の支配者ポセイドンを父に持つデミゴッドだという衝撃の事実を知らされるパーシー。
さらに彼は、全能の神ゼウスから何者にも勝るパワーを秘めた最強の武器である“稲妻”を盗んだ犯人と見なされてしまっていた。
“稲妻”を2週間後の夏至までにゼウスのもとへ戻さなければオリンポスの神々が決裂し、地上は破滅の危機に追い込まれることから、パーシーは一刻も早く真犯人を突き止めて母を救い、“稲妻”をゼウスに返すため、仲間と共に重大な使命を背負う旅へ出るのだが…。

(by.Allcinema)






『Percy Jackson and the Olympians: the Lightning Thief』、日本のタイトルは『パーシージャクソンとオリンポスの神々』。

パソコンではデジタル放送コピーワンス(最近はテンスになってるみたいだけど)のDVDが再生できないので、部屋でいつも安物ポータブルプレイヤーで見てるんだけど、
画面小さい上に液晶もよろしくないので、暗いシーンほとんど真っ暗で字幕の文字しか見えないっていう、残念すぎる状況に、少し泣きたくなったり(笑)

大画面、ブルーレイで、ビシッと見たい映画です。そういう意味で(笑)

しかし、話は、可もなく不可もなく。
何か物足りない感じがするものだったかな。
端々のクリーチャーとかの映像がカッコイイだけに、なんかもったいなぁいってなってた映画。

Pirates of the Caribbean: On Stranger Tides

Pirates of the Caribbean: On Stranger Tides (2011)



相棒ギブスを救うべくロンドンに降り立ったジャック・スパロウ。彼はそこで、かつて愛した女海賊アンジェリカと思わぬ再会を果たす。彼女は父親である最恐の海賊“黒ひげ”のために、永遠の生命をもたらすという“生命(いのち)の泉”を目指そうとしていた。ただ一人、泉の場所を知るジャックは、そんなアンジェリカと黒ひげの泉探しの旅に無理やり協力させられるハメに。
しかし、泉を目指していたのは彼らだけではなかった。ライバル心を燃やすスペインとイギリスの両海軍も泉の発見を巡り、激しい争いを繰り広げていた。しかも英国海軍を率いるのは、なんと英国王に忠誠を誓い、海軍将校となったジャックの宿敵、バルボッサだった。そんな中、黒ひげは泉の謎を解く鍵といわれる人魚の捕獲に乗り出す。

(by.Allcinema)





『Pirates of the Caribbean: On Stranger Tides』、日本のタイトルは『パイレーツオブカリビアン いのちの泉』。

パイレーツオブカリビアンの4作目。
今回はジャックが主人公? です。(あいまい。笑)
バルボッサは出て来るけど、ターナーグループは出て来ません。

今回マーメイドが出て来るっていうから、楽しみにして観に行ったんですが、
よかったですマーメイド。
映像でのあの色使いや描写を見てると、中世絵画での人魚やセイレーンなど、人間の(特に男)を惑わせてバリバリ食べるクリーチャーそのもので、海賊映画を見てる!って心地がしました。

なんだか、最近映画のネタに『人魚』にも矛先がちょっと向いてるようですし。

『パイレーツオブカリビアン・シリーズ』として、とても楽しかったです。
が、
1作目は、 2、3作目とはまた 別モノ、というほどコミカルで完成された作品。(続編みたい気持ちもあるけど、もう1作目で終わっていいよ、ってなったほどいい1本だから。)
そして、2、3作目の1作目とは異なる、壮大なスケールの物語。(2、3作目は2、3作目で1作目と分けて、いい作品。)
だったので、今回の4作目は前回壮大だったのもあり急にスケールが小さくなってしまい、冒険スペクタクル!っていうのもちょっと足りない感じが余計にする作品でした。

せっかく、黒ヒゲ出て来たのに、とか、黒髭とバルボッサがそうなった経緯の例のシーン入れて欲しかった、とか、色々思ってしまったので。なーんだか、とってももったいない!!
という感想でした。

でも、海賊に、昔の英国軍や町並み、そして人魚といい、やっぱたまらんなぁ、ってなってましたが(笑。昔から『カリブの海賊』や『ピーターパン』好きな子供だった。)

The Adjustment Bureau

The Adjustment Bureau (2011)



将来を嘱望されていた若手政治家デヴィッドはある日、美しい女性、エリースと出会い心惹かれる。しかし、彼女との仲が深まり始めた矢先、彼は突如現われた黒ずくめの男たちに拉致されてしまう。彼らは“アジャストメント・ビューロー(運命調整局)”という謎の組織に所属し、人間たちがあらかじめ決められた運命から逸脱しないよう、超人的な能力で監視・調整を行う集団だった。そしてデヴィッドに、本来出会う運命にはなかったエリースとは今後決して再会しないよう強引に従わせようとするのだったが…。

(by.Allcinema)









『The Adjustment Bureau』、日本のタイトルは『アジャストメント』。

私の大好きな映画の1つ、『ブレードランナー』の原作者フィリップ・K・ディックの短編を元にした作品、というから観に行った映画。

舞台は、近未来、ではなく現代のNYマンハッタン。
自分やその周りや世界で起きる様々な出来事は、『見えない何か』に仕組まれていて、だとか『神様の思し召し』だとかで、決して偶然起きたものではないんじゃないかと思うことって、たぶん誰にでも一度や二度あると思う。それが、『アジャストメントビューロー』という組織によって、行われている、っていう設定のもと繰り広げられる話。
そんな、きっと誰もが一度くらい思ったことのあることがあって共感を得やすい発想と、面白いその人の運命を操る組織とその人間ではないキャラクターのルールや条件設定があるのに、いまいち盛り上がれなかったのは、単に私が近未来のSF作品好きだからなのか、そうじゃないのか。
良くも悪くも短編小説というのが、少し透けて見えるような作品ではあって、小説で読めばこれは面白いかもしれない!と思わせる作品なので、映画化する際の練りが足りなかった、のかもしれない。

作品内で、何度もドアからドアにNYの様々な場所にワープするんだけど、
球場がマンハッタンではなくブルックリンにある、だとか、自由の女神がマンハッタンではなくマンハッタン島の下の離島にある、だとか、屋上のシーンはロックフェラーの屋上でマンハッタンの中心あたりにある、だとか、
知ってる人は見ていて、どのくらい一瞬にして移動しているのか大体わかるんだけど、
普通の人が見てもわかるのかな?と少し思ったので、その辺りの地理とか知ってる人の方がより面白いかもしれません。

Scott Pilgrim vs. The World

Scott Pilgrim vs. The World (2010)




アマチュア・ロック・バンド“セックス・ボブオム”のベーシスト、スコット・ピルグリムは、年下の高校生ナイブスという彼女がいながら、ミステリアスな女の子ラモーナにひと目ぼれしてしまう。すっかりラモーナに夢中のスコット・ピルグリムだったが、そんな彼の前に突然、謎の男が現われ、戦いを挑んできた。男の正体はラモーナの最初の彼氏、マシュー・バテル。なんと、ラモーナのハートを射止めるためには、次々と現われる7人の元カレたちを全員倒さなければならなかったのだが…。

(by.Allcinema)









『Scott Pilgrim vs. The World』、日本のタイトルは『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』。
日本タイトルの『元カレ軍団』っていうのは、どうなんだろうってちょっと思ったり(見た人は、わかる。)

Kick Ass同様、見たかった映画。
たぶん、Kick Assの大ヒットのあおりで公開までこぎ着けたんじゃなかろうかって思われるんだけど(内容Kick Assと全然違うんだけど、B級かC級っぽい見た目のアクションモノでマンガ原作って点が、共通点)
公開してくれてありがとう!!

劇場でみんなで観に行ってバカ笑いするには、最適すぎる映画です(笑)
あらすじ読んでもなんのこっちゃなあらすじですが、そのまんまあらすじ通りの話です。
2Dのファミコンとかの時代のゲームの世界観の映画で、格闘シーンは、その時代のファミコンやゲームセンターの格闘ゲームにスーパーマリオ足したような仕上がり。
まず、オープニングしょっぱなのユニバーサルのロゴ(地球の背後からuniversalの文字が流れて来るあの映像)のシーンが、解像度荒い地球の映像に、『ピコピコ音』変換された音楽で始まり、ウケる(笑)

お気に入りはスコットのゲイのルームメイト(スコットはゲイではないです/笑)めっちゃええキャラしてます(笑)
スコットも、めっちゃゆるいキャラして、弱っちそうなのにスタントバリバリに格闘シーンは、身のこなしがチョー俊敏すぎるとか、ええキャラしてます(笑)

原作はカナダのコミックで、原作を知らないで観に行ったんだけど、充分に楽しかった。
そして、その後に偶然洋書を扱ってる本屋で原作の漫画を発見して、少し立ち読みしたら、そのあまりにも『漫画を完全再現』に心血注いでた作品なのがわかって衝撃。
画面上に音声とともに『擬音』の文字が端々に出て来るマンガを意識した映像だったんだけど、コマ割の流れとかも再現してみたりしていた、今までの『マンガ原作』の映画とは違う世界の映画。
原作を見て、改めてもう一度観に行きたいと思ってしまった。

なので、映画を見た人は原作、翻訳版も出版されてるのでチラッとでも見てみるとさらにスコピル楽しめること間違い無しです。

Sucker Punch

Sucker Punch (2011)




愛する家族を奪われ、醜悪な継父の陰謀で精神病院へと送られてしまった少女、ベイビードール。
そこに待ち受けていたのは、世にもおぞましいロボトミー手術だった。彼女は同じ境遇にいるロケット、ブロンディ、アンバー、スイートピーの4人の少女たちに一緒に抵抗しようと呼びかける。しかし、希望を失った4人は、ベイビードールの脱出計画にためらいを見せる。そんな中、いよいよ絶体絶命の窮地に立ったベイビードールは、彼女の最大の武器にして最後の砦である空想の世界へと飛び込んでいくのだった。

(by.Allcinema)









『Sucker Punch』、日本のタイトルは『エンジェル・ウォーズ』。

けっこうギリギリまで『(仮題)サッカーパンチ』って、オフィシャルサイトのアドレスもpuckerpunchだったから、そのまんまでよかったのに、なんで変更したんだろうっていうのが、いつまで経っても疑問だった。
こう、変更されると、今までSucker Punchで認識してたし、反応してたから、『エンジェルウォーズ』といわれても、一瞬何のことか理解するまで時間がかかったり、映画ニュースで見かけてもスルーしてしまったりして、イカンです、はい。

去年のコミコン(Comic-Con/コミックコンベンション。アメリカのオタクな祭典。とはいえ日本のとはちょっと毛色が違うんだけど)だったかな、で上映されたとかされなかったとかの映画で、

監督はザック・スナイダーで、『300』とか『ワッチメン』の監督。
とかいいつつ『300』は5回か8回かくらい見てるのに(笑)、『ワッチメン』未だに見てない、ダメなアタシ…。
この2作はグラフィックノベル(アメコミ)の映画化だけど、今回のは監督のオリジナル、らしい(詳しいことは知りません。笑)


なかなか、面白かった映画でした。
っていうのは、映像が。
もうアタシの趣味バリバリのフェティッシュミリタリーな格好とかして、無駄にCG使いまくった映像が暴走してるあたり、
ありがとぉお!!!こういうの見たかったの!!!
ってなる映画だった。
メイクのか服とか映像とか、色々。
話に関しては結構ちょっと複雑化してあって、現実と非現実(彼女の妄想の世界)との区別がつかない作りになってて、
精神病院に収容されて、妄想の世界の行き来して曖昧になってきたりするあたりとかとか、テリーギリアムの『未来世紀 ブラジル』をものすごい思い出した。

話はそんなにイイっていうようなものでもなかったんだけど(笑)だから、そんなオススメ!って声を大にして言うような映画ではなかったんだけど、
映像が楽しい映画だった。
ファッションミリタリー大好きだし、ファンタジー映像が好きだから、かなりツボだったのと、
300でも見たこの監督のアクションの撮り方が好きみたい。ストップアンドゴーなかんじの(見たらわかる)
ファッションでいうと、スタイリッシュなファッションミリタリーの衣装は誰もかわいかったんだけど、お気に入りはロケットだったわ。
サントラもなかなかよかったし、映像楽しむのにもってこいな映画だったから、そういう意味で劇場で見た方がいい映画だと思ったわ。

Gulliver's Travels

Gulliver's Travels (2010)



ニューヨークの新聞社に勤める郵便係のガリバー。失敗を恐れるあまりチャレンジ精神に欠け、記者になる夢も片想いの成就も実現できずにいた。
そんなある日、謎の三角海域バミューダ・トライアングルの取材という大きな仕事を手に入れる。
ところが、意気揚々と向かった先で突然の大嵐に巻き込まれ、遭難してしまう。浜辺に打ち上げられたガリバーが気づくと、なんと、たくさんの小人たちによって拘束されていた。彼が漂着したのは、中世の小人たちが住む“リリパット王国”だった。
やがてガリバーは、その巨体を活かして王国の危機を救ったことから一躍ヒーローに。居心地の良さにすっかり調子に乗るガリバーだったが…。


(by.Allcinema)



世界一メタボ腹を有効活用してる男、ジャックブラック主演の『ガリバー旅行記』。(笑)


映画は、おもろかったよ。
さっすがジャックブラック、こういう役がハマり役だよね。
NYでメール配達係をやってるジャック演じる主人公は、うっかり引き受けてしまった旅行取材で海へ。
そして竜巻に飲まれ、小人の国へ…っていうところは元のガリバーと同じ。
オリジナルと違って、小人の国、巨人の国、のみしか出て来なかったけど(原作のガリバー旅行記にはまだあるんだ、変な国が。)


すべては、映画と音楽へのオマージュである、って作品でした(笑)
アバターならぬ、ガリバーの贈る『ガバター』とか(笑)
人並みに洋画見る人なら通じだろうネタのオンパレードだから、その辺ちゃんと見て知ってる人だと笑えるツボが多い(笑)

そして、ジャックブラックの強みというよりかは、他のハリウッド俳優から一線を画す唯我独尊的な『キャラ』も絶好調な映画だったよ。
その『キャラ』ったら、コレっきゃない。
映画とかフィギュアとかの『オタク』っぽいキャラもさることながら、彼の『キャラ』といえば『ロックバカ』のキャラ。
他の俳優だったら、映画の中のパロディーというかオマージュネタとしてガンズのSweet Child o' Mineがかかるなんていう、こんなことにはならない。
かかった瞬間声出して笑ってしまったんだけど、そんなのはアタシだけで、他の人たちにはわからなかったようで。(イントロの2音くらいでわかるアタシもアタシだけど/笑)
そして、終盤にジャックがWar(What is it good for?)を大熱唱をするので、また爆笑してしまった(そういう選曲&展開できたか!っていう)んだけど、それもアタシだけで(笑。劇場で笑いまくって五月蝿くてゴメンってなった。)
なかなかどんなにポピュラーな曲でもバンドでもやっぱり音楽ネタは日本には通じないネタなんだっていうのを身をもって体験しました。
スクール・オブ・ロックなんか、日本でもなかなかヒットしたし、知ってる人は多いんだけど、見た人のほとんどは半分くらいしか楽しめてないと思うとちょっと残念だわ。


そんなこんなで、映画オタクで洋楽オタクな諸君、結構楽しかったよ『ガリバー旅行記』。

Kick-Ass

Kick-Ass (2010)



アメコミ好きでスーパーヒーローに憧れるニューヨークの高校生デイヴ。ある日彼は、インターネットで手に入れたコスチュームを身に纏い、勧善懲悪のヒーロー“キック・アス”として街に繰り出す。
しかし、何の能力も持たない彼は最初のパトロールでチンピラにボコボコにされ重傷を負ってしまう。ところが、その治療で体中に金属を埋め込み、神経の損傷で痛みにも鈍感になったデイヴは無類の打たれ強さを身につけていた。そして、懲りずにパトロールを再開したデイヴ。すると、その様子を野次馬が動画サイトにアップしたことからキック・アスの名はたちまち知れ渡り、一躍時の人に。
だが、そんなキック・アスの活躍ぶりを知った地元マフィアのボス、ダミコは最近起きた組織のトラブルを彼の仕業と勘違いし、キック・アスの抹殺へと乗り出す。ところが、実際はキック・アスの影で別のヒーローが暗躍していた。その正体は、ダミコへの復讐に燃える元警官の“ビッグ・ダディ”と、彼が手塩に掛け恐るべき殺人マシーンへと鍛え上げた娘“ヒット・ガール”だった。やがてキック・アスは、この親子とダミコの血で血を洗う戦いの渦に巻き込まれていくのだが…。

(by.Allcinema)



日本タイトルは『キックアス』。
全米公開された時から見たいって思ってた映画。でもこの手の映画って日本でなかなか公開してくれんよなぁって思ってたら、公開が決定して喜んでた映画。
しかし、口コミもあって、公開初日から長蛇の列になるなど珍しいくらいの大ヒット映画になっていて、そんなことそこまで耳にしてなかったアタシがのこのこと水曜日に映画館に行ってみたら満席間近で前の列しか空きがなかったとかいう最強ブリでした。
口コミとかで広まっただけあって、マジでおもろかったです。
こう、見た後にスカッとする映画は久しぶり。
主人公、どーしょーもなくアホですがカッコイイです(笑)
何よりもヒットガールが可愛すぎる!!
ここまでサントラも素敵な映画も久しぶり。選曲イイです。是非、聴いてみて。

まさしくKICK ASS(最っ高!)な映画でした。ありがとう!!

Daybreakers

Daybreakers (2009)



2019年。普通の人間がヴァンパイアへと変貌してしまう謎のウイルスの蔓延によって95%もの人間がヴァンパイアとなり、いまや世界は彼らが市民生活を送るための社会システムに取って代わっていた。
また人間たちは捕獲され、血液供給源として管理・飼育されている。そんなヴァンパイア社会では、人類の減少による食糧問題が深刻化していた。巨大製薬企業“ブロムリー=マークス社”で代用血液の研究開発に従事するエドワード。
人類に同情的な彼は、ある夜、ヴァンパイアに追われる人間たちと遭遇、とっさに彼らの逃亡を手助けする。
これがきっかけで人間のレジスタンス組織の信頼を得たエドワードは、やがてコーマックという謎の男と引き合わされる。そして彼から、驚くべき事実を聞かされるエドワードだったが…。

(by.Allcinema)





日本タイトルは『デイブレイカー』。
近未来設定で、ヴァンパイアと人間の比率が逆転するという、近未来ヴァンパイアものでたまぁに目にする設定。
設定だけで鼻血吹ける映画(笑)だけど、出血大サービスなので、ヴァンパイアモノだからとか今日の奇麗なヴァンパイアホイホイにかかった血苦手な人は見ない方がいいです。
エドワードの弟のフランキーが見た目的にもキャラ的にもドストライクでした。彼が本当は主人公なんじゃないかっていうほど、最後まで見てて一番深みのあるいいキャラクターだったと思う。
ツッコミどころ満載すぎるんだけど、映画館で終始ニヤニヤしてて個人的にツボ映画でした。(笑)
映像がイイ。グラフィックノベル!ってかんじがする映像(が好きだから)と、やたらツボなファッションしてるヴァンパイア秘書たちがたまらん。

ただ、そういう穴が目立ったりB級感(わざとかもだけど)だとかもろもろ、もうちょっと作り込んでたらさらにいい映画だったと思う。っていうのも、見終わっても設定で鼻血吹けるのには変わらんのよ(笑)
グラフィックノベルなSF好きでヴァンパイア好きの人にはオススメ。


そういえば、人間が希少動物になった近未来が舞台で、人間の子供を拾うだとかして育てるっていうヴァンパイア小説あったような、って思い出してみたり。

Repo the Genetic Opera

Repo! The Genetic Opera (2008)



ゴシック・ファンタジー・ロック・オペラ。
死にいたる奇病が流行しパニック状態の2056年。
バイオ企業“ジーン社”は奇病の治療に当たる一方、治療費返済の滞った患者から臓器を回収するという恐るべき事業を展開していた。そして、その回収を任されたのが“レポマン”と呼ばれる非情な暗殺者だった。
そんな中、難病のために父から外に出ることを固く禁じられて育った17歳の少女シャイロ。外の世界を見たいという誘惑が抗いがたくなってきた彼女は、ある日ジーン社の社長ロッティからかかってきた1本の電話に導かれるように、ついに禁断の外界へと足を踏み出してしまうのだが…。

(by.Allcinema)






まさかの日本公開に狂気爛漫して観に行った映画。そして、まさかのDVD未発売作品。配給会社が潰れたとかなんとか。
ストーリー設定から映像、キャラクターまで、コミカルでまたSFで、最高にテンション上がります。
オペラとついてるだけあって、ミュージカルじゃなく、オペラです。セリフまで終始歌ってます。歌ってますがストーリーに引込まれます。設定と映像に嬉々とします。
血みどろ系ダメな人にはオススメしません。
ブレードランナーなんかの荒廃した近未来SFな感じのものが好きで、かつゴシックなファッション映画好きな人にはオススメです。

とはいえ、DVD出て無いんですが(涙)
アメリカでは発売されてるので、そっちでゲットすることはできます。

元々は舞台が原型らしいこのミュージカル。舞台見てみたいです。

ひとつツッコむとしたら、ブラインドメグ(サラブライトマン)のラストシーン、なんでこの衣装なんだ。ってとこかなぁ。ロングドレスとかにしてほしかったっていうのが個人的希望です。はい。

Blood and Chocolate

Blood and Chocolate (2007)



繊細さを感じるアクション・ホラー。
両親のいないルーマニア・ブカレスト生まれの少女ヴィヴィアン。彼女は古いしきたりに従って生きている、人狼族の末裔だった。
彼女は人狼の資料を集めている漫画家の青年エイデンに恋してしまう。もちろんそれは人狼族の掟に反していた。怒り狂った彼女の育ての親たちは、彼女に一族の絆とエイデンへの愛のどちらかを選べと迫る。
彼女の選択は、悲しい戦いの幕開けとなった…。
(by.Allcinema)








ハリウッドシネマ情報番組で予告を見てから気になってた映画。日本タイトルは『ブラッドウルフ』。
トワイライトとか流行るちょっと前に公開された映画だったんじゃないかな、たしか。
原作は『Blood and Chocolate』という作品の映画化。
狼人間系は、男が狼のパターンが多いけどこれは女性側が狼の設定で、話もしっかりしてて面白さはあるんだけど、いかんせん何かが足らないっていう感じはあって、もったいないと思った感想でしたアタシは。
ただ、この映画を見て思ったのは、知らずこの原作の本を手にして読んだならば面白いんだろうなって思ったので、原作が面白いと思われる(読んでないから断言できないけど)。
映画はそこまで評価できなかったので、興味ある人は、原作を読んでみたらいいかもしれません。(おいおい。笑)たぶん、翻訳は出て無いとは思うけど。

The Runaways

The Runaways (2010)



1970年代の音楽シーンにすい星のように登場した実在のガールズバンド、ランナウェイズの内幕に迫る。
当時のバンドのギタリストで、今も現役で音楽活動を続けるジョーン・ジェットが本作の製作総指揮を担当。

1975年、ロサンゼルスで暮らす15歳のジョーンの夢はロックスターになること。ロックは男のものと相場が決まっていた時代、彼女は周りから変人扱いされていた。だが、音楽プロデューサーのキムとの出会いがジョーンの運命を大きく変え、彼女は10代の女の子だけのバンドを結成する。
(by.Cinema Today)







日本タイトルは『ランナウェイズ』。

監督は、MansonやDavid Bowie, White Stripesなんかのミュージックビデオの監督などしてる、写真家で映像作家のFloria Sigismondi。
そしてこれが、彼女の初映画監督作。

彼女が監督したからこそ観に行った映画。
彼女の映画!!ってかんじだった。徐々に彼女の世界に。彼女の色んな方法で映像表現してみたって感じがした映画。
何にもない砂漠化したような場所にポツンとある電話ボックスとか、荒んだトレーラーだとか、タイルに囲まれた浴室のような空間などなど。

やたら結構誇張しつつもリアルなジャパン像にビックリ。
こんな、ビートルズがやってきた並な反応と人気は彼女達には無かっただろうし、当時アタシは生まれるどころか存在すらしてなかった時代だけに、リアルタイムの彼女達のことは全く知らないんだけど、ミーハーな日本人特に海外のバンドなんかが目新しい時代の反応を誇張しまくったらこうならんでもないんじゃないかなとは思ったし、コミカルなかんじがすごくある。
もしかしたらビートルズを連想させるようなそんなパロディーみたいな気持ちもあったんじゃないかとか、夕食のレコード会社の接待のシーンとかも、あぁ~絶対やってるわぁあるあるってかんじだったし。

しかし、リタの存在半分スルーなとこにあれ?ってなったかな(笑)
映画化に関して彼女は難色を示してたって耳にしたことがあった気がするから、そういう所に理由はあるのかもしれないけど。
リタもバリバリ現役で今も音楽活動してるだけにさらっとスルーされてるのにちょっとツッコミ入れたくなったわ。

Twilightの時は何も思わなかったけど、見てるとジョーンジェットに見えて来るマジックに彼女のことちゃんと注目してた。元々ジョーン好きだからかもだけど。
似合ってる。凄く。

出だしのIggyとかグラムナンバーにテンションアップそしてクレジットでBad Reputation流れてテンション上がる。
Welcome to '70な。あの頃の音楽シーン好きな人は楽しめそう。
ファッションも、さすが彼女の映画っていうのもあってか、いちいちカワイイ。

でも、会場出た時に「で、結局何やったん?」とかいう会話をしてたカップルがいたし、フローリア好き、それからランナウェイズ好きもしくは知ってる人じゃないとそこまで楽しめる映画じゃないんだと思う。
あと、70年代のあのグラム~のロンドンあたりスウィンギンなカルチャーとか好きな人と。
クリステンとダコタが主演だからっていうので話題になってる映画で、それが目玉になってる映画でもあるけど、映画が映画だけに、それだけで見に来る人にはあまり楽しめないんじゃないかな、と思ったわ。

映画見た、さくっとした感想は、
フローリアの次回作に期待!ってとこだったかな。
面白かったし、曲もよかったし、衣装もよかったし、何よりも映像がよかった。
だけど、話の内容が深く掘り下げられず浅く、映像や演出にかなりの重点をおいている印象があって、映像作家の彼女だけに、その点では素晴らしい映画には違いない。
だけど、The Runawaysを知らない人と知ってる人が見るのに感想が違う映画だとも感じられて、知らない人はこういうバンドが昔してこういう感じで解散しましたって感じで、知ってる人は曲を楽しみつつこういうことがあったんだだとか似てるなぁっていう部分で楽しめる映画だったんじゃないかと思った。

バンドもの映画として、こっちはフィクションだけど、アタシが最も大好きな映画としてVelvet Goldmineがあって、ボウイのグラムロック時代の大物グラムロックバンドの映画で、The Runawaysと冠る時代の設定で、ちょっと似た部分のある映画って印象があって。
たぶん彼女、フローリア、も製作にあたって少し見たりはしてたんじゃないかと思った。
ちょっと非現実的なアートな映像なんかが織り交ぜてある部分が似てると思うんだけど、Velvet Goldmineの方がずっと人形とか出て来てもそれが自然にマッチしていて成功していてストーリーとかに厚みもあって、Velvet Goldmineって素晴らしいわぁってなってしまったから(笑)
きっと彼女は幻想的で退廃的な映像を得意としてるアーティストだから、ガチでフィクション映画作らせたらいいんじゃないかって思いました。

The Chronicles of Narnia: The Voyage of the Dawn Treader

The Chronicles of Narnia:
The Voyage of the Dawn Treader (2010)



ペべンシー兄妹は大嫌いな従兄のユースチスの家に預けられるが、壁に掛かった帆船ドーン・トレダー号の絵の中に吸い込まれ、再びナルニアの国へ。兄妹は、親友のカスピアン王子とネズミ戦士のリープチープと再会を果たし、ナルニアの東の果てへと再び冒険の旅に出ることになるが、行く手にはさまざまな困難が待ち受けていた。
(by.Cinema Today)












ファンタジーもの大好物なので、1作目から見てるシリーズ。
今回初の3Dだったけど、個人的にはどっちでもというか2Dで見たかったかな。
今回は長女スーザン長男ピーターが出て来なくなり、替わりに従兄のユースチスが登場するんだけど、すんげぇええキャラしてますユースチス。そして、声も男の子で全然18歳に見えなさ過ぎてビックリした(笑)

このシリーズの中で次男のエドマンドがお気に入りなんだけど、今回もなかなかイイキャラしてて、やっぱり一番お気に入り。

1作目が好きだったんだけど、2作目はそこまで好きではなくて、この3作目、それほど期待してないで観に行ったんだけど、おもしろかったです。
1作目よりもと言うのは難しくて、同じ所に並んじゃうけど、アタシと同じく1作目好きで、2作目あまりぱっとしない感想を持った人はこの3作目見てみる価値はあると思います。もちろん、2作目も好きだった人はなおさらだけど。

The King's Speech

The King's Speech (2010)



幼いころから、ずっと吃音(きつおん)に悩んできたジョージ6世。そのため内気な性格だったが、厳格な英国王ジョージ5世はそんな息子を許さず、さまざまな式典でスピーチを命じる。ジョージの妻エリザベスは、スピーチ矯正の専門家ライオネルのもとへ夫を連れていくが……。
(by.Cinema Today)













ヘレナ(ボナム・カーター)が好きで観に行きました。
イギリスの時代物の衣装なんか好きなのもあって、楽しみにして行ったけれど、やっぱり衣装が素敵な映画でした。
話も、素敵な友情物語。夫人の愛も感じられる。
歴史的背景や英国王室のことを少しでも知っていてみた方が面白いだろうな、という作品でした。
思った以上にコミカル。
どもりな吃音症。あまり馴染み無いものだけど、映画を見ていたらそう珍しいようでもなく。
そういえば、どもる英国人で一番良く知ってる人物がいたのをこの映画を見ていて思い出した。
オジーオズボーン。
なるほど(笑)

The Crow

The Crow (1994)



退廃した近未来の欲望渦巻く都市の中、ロック・ミュージシャンのエリック(ブランドン・リー)は恋人ともども悪の帝王トップ・ダラー一味に殺されてしまう。
しかし、彼は冥界と現世を結ぶカラスの力でよみがえり、一味への復讐を誓う…。

   1980年代のアメリカで人気を得たコミックを映画化したSFアクションだが、主演のブランドン・リーは撮影中、発砲事故によって死亡。
しかもそれは彼の父親であるブルース・リーが主演した『ドラゴン怒りの鉄拳』のラストをもほうふつとさせるシチュエーションであり、どうしてもそちらのエピソードのほうが先にたってしまう。
彼の死後はデジタル合成で未撮影シーンを処理したことも当時は話題となった。






アタシの愛して止まない大好きな映画。
邦題は『クロウ 飛翔伝説』。
続編が何本も製作されているんだけど、この作品に匹敵するものは一本も存在しません。
スタイリッシュなファッションと映像でサントラもいいのもあって、本当に、カッコイイ映画。
それだけではなく、ストーリーも良くて、
何回も、何十回も見てるのに、毎回号泣します(笑)

また、最近アメコミ映画化ブームやダークヒーローブームで、クロウのリメイクの企画が進んでるそうです。
でも、これに勝てるわけがないと断言しときます。

Tron: Legacy

Tron: Legacy (2010)


7歳の息子サムをひとり残し、デジタル界のカリスマ、ケビン・フリンがこつ然と姿を消す。20年後、サムは父から届いたメッセージに従い、あらゆる不完全性を排除した理想世界「トロン」へ向かう。そこで未知の敵と激戦を繰り広げながら、「トロン」に隠された秘密に迫る。














Legacy、遺産、ってことで息子のサムが主人公の続編。
元々の『トロン』が結構好きで、楽しみにしてた映画。
ちなみに当時この映像担当してた1人がティムバートンだったんだよね(当時ディズニーで働いてた)。 今回はティム全然関係無いんだけど。

まさか主人公がギャレット・ヘドランドとは思いもよらず。 というのも、密かにチェックしてたんだ(笑)
トロイの時にブラピの従兄弟役をしてて、その時に美少年だったからさ(笑)
で、エラゴンに出演した時も、そこまでエラゴン観に行く気無かったんだけど、原作で好きなキャラだったマータグ役が彼だって知って、ツボな黒髪でいい感じのルックスに成長してたから、思わず観に行ったっていう過去が(笑/そして原作イイのに映画全然おもんなかったっていう……。笑)
そんな彼、今回トロンで久しぶりに見たけど、えらいゴツくオッサ(ゲホッゴホッ)ちょっとだけガッカリしてみたり(笑)

そんなトロン。
なかなか面白かった!
でも、映画見てるっていう気分ではなかったから、映画としてはビミョーだったかな。 ずっとミュージックビデオ見てる感じの間隔で、あれだ、ピンクフロイドのウォールな、音楽映画というか。(フロイドのはもろだけど)
ダフトパンクそんな好きじゃないから、そこまでテンション上がらなかったけどこれはこれで映画とマッチしてて凄く面白かった。
最初あたりにジャーニーやユーリズミックのSweet Dreamsが大音量でかかってて(気分良かった)、その後にダフトパンクワールドに突入する、昔(80's)から今に流れる流れは好きだったな。
とにかく音量デカく音楽主体でかけてくれるあたり今までに無い体験だったけど、だからこそ、ミュージックビデオ見てる感じだった。

映像の方は、レガシーじゃないトロンの方が斬新感っていうのが抜きん出ててカッチョイー度が全然違うんだけど、これはこれでスタイリッシュで、果てしなくサイバーフェティッシュGo!Go!な世界で、ホラ、そういうのが大好物なアタシだから、サイバー空間に入ってからず~~~っとテンションMAXだった(笑)
世界観抜群、衣装カッチョイー。
そして、黒髪のクオラがチョーーーカワイイ。殺人級にカワイイ。
服とメイクが凄い似合う人なんだろーな。

でも、一番のお気に入りは、真っ白なキャスター。
キャラといいルックスといい、申し分無くツボ。
マイケル・シーンに似てるなぁって思ってたら、マイケルだった(爆)
キャワイイわぁ~。
ルシアン(アンダーワールドの狼男のボス)といい、キャスターといい、アタシ、マイケル好きらしー。

で、ストーリーはというと、別に~。っていう映画だったかな(笑)
だから、スタイル映画、ファッション映画、長いミュージックビデオ。そんな感じ。

Inkheart

Inkheart (2008)


ドイツ児童文学の新星コルネーリア・フンケによる大ベストセラー『魔法の声』が原作
物語の登場人物が現実に現れたらどうする? 
本を読んでいて夢中になって、登場人物がページから飛び出してくるように、じゃなくて本当にベッドサイドにやって来てしまったら。 
本当にページから抜け出してきて、私たちの前に現れたら。 
そして物語の世界を私たちの世界に持ってきてしまったら? 
あるとんでもない夜に、幼いメギーの父、モーがInkheartという本を読み聞かせていると、邪悪な王様、カプリコーンがなんと、おとぎ話の枠を乗り越えてリビングルームに現れた。 
突然、メギーは物語の世界にしかない冒険のまっただ中に巻き込まれる。 
何としても、 メギーとモーは悪夢のきっかけとなったこの魔法の力をコントロールしなければならない。 
何があってもストーリーの流れを変えなければ、二人の人生は永遠に変わってしまう・・・ 


これはInkheart、時空を超えた物語、空想、そして人生の話。





全米公開された時に見たいと思ってチェックしてた劇場未公開のインクハート。
見ての通り、ファンタジー映画です。

アタシだけかもしれないけど、ファンタジー映画って独特な、本の香りみたいなのがするんだけど、特に原作ありきな作品は。
どこか、ページめくってた記憶とリンクするのかもしれないけど、そんな感覚。
ミドルエイジが舞台の作品だとさらにそんなかんじなんだけど、 この映画は、本の中と外の真ん中が舞台の作品だからかどの映画よりも本の香りが凄いした映画。 原作あるとは知らなかったから、読んではなかったんだけど、後で原作ありき作品って知ってちょっと納得。

感想は、
劇場公開されなかったし、どうなんだろうって思ってたけど、映像も話もいい映画。
ただ、壮大なスペクタクル!!!ってかんじがもうちょっと、足りなかった…気がするっていうのはあったかな。
でも、いい映画。

話は、なんとなくわかってるんだけど、いつもと少し設定の違うファンタジー映画だから、そう展開してくんだろうって思ってストーリーに引込まれてた。

Silver tongueだったかな、『魔法舌』って訳されてたけど、本を読むと現実に呼び出してしまう能力のことを。
そのsilver tongueで呼び出された『アリババと7人の盗賊』のアリババと、映画内で中心になってる1冊の本『Inkheart』の話から飛び出して来たDustfinger(埃指、否、誇り指、だったかな確か訳が)、この2人が凄いいいキャラしてて、話の中でも凄く重要な役割のキャラでした。
ファンタジー映画につきものな、仲間が増えて珍道中な展開をこれもしてるんだけど、キャラクターのバランスが良くとれてる映画だったな。さすが原作ありきで、たぶん原作を上手く使えてるのかもしれない。読んでないからわからないんだけど。

それから、そこまで重要ではないんだけど、ヘレンミレンもいいキャラしてるんだよね。
ファッションも素敵だし。

この映画、見たいと思ったのはアタシの好きそうなファンタジー映画の色してたのと、ストーリーと、
それから、映像で見たDustfingerが気になったからだったんだけど、 このDustfinger、いいキャラすぎだった。
主人公はこの人じゃないのか、ってなるほど、複雑なキャラで、すごく魅力的なキャラで気に入ってしまった。
家族の待つ本の中の世界に戻りたい一心のキャラクターで、最初敵か味方かわからない立場で登場して、最後辺りまでその立場が不安定で、どのキャラクターよりも人間臭くてそれでいて、本の中のキャラクターしてるっていういいキャラ。

本に登場して、創造すると恐怖を感じるダークサイドの存在。
それを映像とかに現すのって本当に大変だよなぁ、って毎回思わされるんだけど今回も思った。
映画の中で出て来るInkheartっていう本にも『影』っていうラスボス的なダークサイドキャラクターがいるんだけど、たぶん、『ネバーエンディングストーリー』の『虚無』と似たような存在なんじゃないかな、と見てて思った。
最後でてくるんだけど。
『虚無』だとか『影』だとか『闇』だとか、一切何も存在しない迫って来る空間で、創造されてる世界が全くそっくり無くなってしまうっていう、文章で具現化表現されてる恐怖感っていう『存在』ってなかなか、映像とかで表現するのって難しいな、って。
この原作の『影』がそういう存在なのかはわからないんだけど。
映画のように実態持ったモンスター設定なのかもしれないけど。

おもしろかったよ。
Dustfingerがすっごいいいキャラしてるのでオススメです。
ファンタジー映画好きな人はどうぞ。